インタビューを”読む”ところ~Oreo-de-Honyaku~

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復活したセレーナ・ゴメス、波乱の新曲を書いたのはずっと前だった

先日、かれこれ数年ぶりに米ラジオ番組On Air with Ryan Seacrestに出演したセレーナ。

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彼女自身の音楽活動は2015年以来の事、ファンはもちろん世界が大注目!

今回のラジオ出演で、新曲の ”Lose You to Love Me”と"Look at Her Now"、また来たる新アルバムについて語りました。

新アルバムは2年前に公開予定だった!

新アルバムの一部が公開されたことを受けて、

「解放されたって感じね、このアルバムに4年もかけてきたから。

タイミングも完璧だと思う。だって、2年前にリリースする予定だったんだけど、もしそうしてたら今みたいに話せなかったでしょうね。」

とセレーナ。

「今まで乗り越えてきた事への感情を消化する時間がちゃんと取った上で発表できて、なんていうか、ただすごく嬉しいわ。」

”Lose You to Love Me”について

また、不思議な気持ちでもあるという彼女。

「”Lose You to Love Me”は1年以上も前に書いたんだけど、今は書いた当時とは全然違う気持ちでいるのよ。本当におもしろいわ。」

これには司会者・ライアンも、

「それってすごいよ!僕らはこの曲を初めて聴くから、
人間の性分で ”なんてこった、セレーナは「今」こんな気持ちなんだ!”って思っちゃうんだけど、必ずしもそうじゃないんだ。」

と、感銘を受けます。

「これを書いた時にリリースできたと思う?」と聞くライアンに、

「絶対無理だったわ、乗り越えるのに時間がかかったしね。でも今はこうやって笑ってるわ!」

とセレーナ。

この4年の制作期間は彼女にとって、とても有意義だったみたいですね。

また、同曲について、恋愛におけるすべての感情が盛り込まれているという彼女。

「幸せでエモーショナルな気持ちから、”それ”に気付いてがっかりするっていう、そういう全部の気持ちを認めたかったの。私にとって凄くリアルだったから。」

と語ります。

歌詞"あなたは2か月で~"について

同曲中、

In 2 months you replaced us like it was easy

(2か月であなたは乗り換えた、簡単だったかのように)

という歌詞があるのですが、(巷ではジャスティンとヘイリーの復縁?婚約発表?までの期間と一致する!など騒がれましたね)これについて語る場面も。

「別れにおいて最悪なのが、相手が早くも次の相手といるのを見なくちゃいけない時だよね。」

と話すライアンに

「ありがたいことに、私は今まで何回も経験してるの。」

と苦い顔を見せるセレーナ。

「他の人にとって(破局の報道)は面白いエンターテイメントだったでしょうけど、私はそれに対して何も感じないようになったと思う。

でも、自分が感じた事を認めないなんてバカだと思ったの。だって誤魔化すことになってしまうし、これはたくさんの人が感じるリアルなことだから。

SNSや色んな事において、誰かが私や他人の立場だったらどう感じるかなんて関係ない。誰であってもネガティブな状態に陥るものだから。

だから、私も慎重にならなきゃいけなかった。少し身を引いて、他の誰よりも自分のことに集中したの。」

と、率直な気持ちを敢えて公にした経緯を語ります。

また、巷のリアクションについてどのように対処してる?という質問に対しては、

「分からないわ、ライアン。どうにか対処するわ(笑)」

と困った笑顔を見せました。

今回の恋愛ソングの総括

自身が経験した、しかも世間に知れ渡っている失恋について歌ったセレーナ。

いつでも正直でいる事を大切にしていて、その正直な気持ちを芸術に変えて封を切る時を待っていたそう。

「誰でも実際思ったことについて曲を書くのよ。中でも一番大きいトピックは”愛/恋愛”。

美しく散々なものだったにせよ、この経験をポジティブに受け止めてるし、新しい章に突入できて、本当に素敵な経験だと思うわ。」

と話しているように、この作曲プロセスは過去の経験に終止符を打つ、良い機会になった様です。

iPhoneで撮影されたMVについて

話題は変わり、新曲2曲のMVについて。なんとどちらも最新のiPhoneで撮影されたのだとか。

「一つ目(Lose You to Love Me)は装置に付けて撮影したんだけど、もう一つはiPhoneを床に張り付けたり、今までで一番おかしな撮影だったわ。」

とセレーナ。
続けて、

「何が起きてるのか分からなかったわ。どこを見たらいいのかも分からなくて。 でも本当に良かったわ、すごくきれいに撮れてて、カメラに感激した。

3つもレンズが付いてるのが謎だったんだけど、今なら分かる。」

と、タピオカカメラとも日本で揶揄されるiPhone11のカメラ機能を絶賛。

モノクロとカラーにした理由

”Lose You to Love Me”は白黒、”Look at Her Now”はカラフルと対照的なコンセプトでしたが、これにも意味があるそう。

「”The Heart Wants What It Wants”っていう曲を随分前に出したんだけど、あのビデオが私のお気に入りで、そこから今に繋げられたらって思ったの。

”Lose You to Love Me"では、伝えたいことは白黒はっきりしてて”それが全て”って感じ。

そして”Look at Her Now”では、私の人生が色んな素敵なことに向かって拡大していってるの。」

とセレーナ。

”The Heart Wants what it wants”は彼女の5年前の曲。

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この時もモノクロの映像で、元カレ・ジャスティンを思いエモーショナルに歌う姿が印象的でした。

それが、今回の”Lose You to Love Me”で総括され、”Look at Her Now"では、カラフルに生まれ変わった姿を見ることが出来るんですね。

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「これからもずっとカラフルなの?この先はどんな感じ?」と聞くライアンに、

「それは言えないわ、今回は一つの章をかわいいリボン付きで包装して、残りはは今の私について歌ってる。

個人的に最高の曲ばっかりだと思ってるんだけど、お楽しみはまだ先に取っておくわね。」

と自信たっぷりに話すセレーナでした。

”Lose You to Love Me”を巡って世間では一波立っていますが、一刻も早く収束して、この後の曲で本当のセレーナの”今”を知るのを楽しみにしている筆者です。

~完~