インタビューを”読む”ところ~Oreo-de-Honyaku~

●○● YouTube上の海外アーティストのインタビュー動画を翻訳しています。ここでしか読めない、アーティスト達の生の声をお届け!●○●

ベッキーG(Becky G)、ホームレスだった過去&音楽業界に携わる女性の苦悩を語る。

Global Citizen団体の一員としてインタビューに応じたベッキー

www.youtube.com

非営利団体Global Citizen(グローバルシチズン) とは?

www.globalcitizen.org

Global Citizenは①女の子・女性 ②教育 ③水・衛生 ④保健医療 ⑤食糧・飢餓 という5つの世界規模の課題を解決するべく、世論に働きかける団体です。

以下、引用です。

2012年の立ち上げ以来、世界中から何千万のGlobal Citizenが国内外の課題解決を目指し、6千万以上の「アクション」を起こしています。つまり、通算6千万以上のメール、ツイート、電話、および請願書への賛同を通じて、各国の政界・業界リーダーに2030年までに極端な貧困層の撲滅を要望してきました。

本日までの「アクション」数と、様々なパートナーとの連携を通じたハイレベルな政策提言を通じて、政界・業界リーダーからは155のコミットメントと政策施行宣言を得ており、総額300億ドル(約3兆318億円)の資金を調達することに成功しました。これにより、10億人以上の人々に効果的な援助を提供しています。

インタビュー内容の前に、ベッキーGも一員となっているこの団体についてお伝えしました。

では、いざ本題へ。

ホームレスだった幼少期

貧困層とされる人たちと通ずる一番の経験は、人生の一時期に事実上ホームレスだったこと。

でも私は気づいてなかった。両親は言わなかったし、学校の書類を書いてくれていたの。

”住所を記入してください”っていう所で、私たちには無かった。

そして”ホームレス”にチェックをつけたの。

ママが泣いてたのを覚えてるわ。

現実に見舞われたのね。”私たちには何も無い”って。」

と告白するベッキー

続けて、

「この経験を生かして、グローバルシチズン(地球市民)のみんなを、実際に困っている人たちと繋げられたらいいと思うわ。」

と団体員としての思いを語りました。

音楽業界の男女格差について

場所は変わり、団体リーダー達とベッキーが対談します。

話題は”女性・女の子問題”に。

「8年前に我々がGlobal Citizenを立ち上げた時、極貧問題は、女性や女の子たちに関する問題にフォーカスすること無しには解決できないと気づいたんです。」

と話す一メンバー。

また、また違うメンバーも

「私たちのうち半分(=女性)が男女格差のせいで引き下がってしまっている様では、誰も前には進めないわ。

女性や女の子たちは貧困や差別、障害によって経済的な機会に影響を受けているのよ。」

と語ります。

これを受けて、

「私はまさにそれなのよ。本当にそうだって強く思う。

私が生計を立ててる音楽の世界でも、日々女性たちが乗り越えなきゃいけないことがたくさんあるわ。

音楽スタジオに入ったら大抵、今になっても女性は私一人で、プロデューサーもエンジニアもみんな男性だし、女性の作曲家も少ない。

だからいつも”どうやったらもっとここに女の子を増やせるのかな”って思うの。

それはただ才能が無いからなんじゃなくて、機会がない事と、計り知れない世界規模で(男女格差が)起こっているという事実よ。

それってショッキングよね。」

と語るベッキーでした。

今やスパニッシュポップ界やChicken Noodle Soupで世界に旋風を巻き起こしているベッキーの、意外な過去。

自らの過去の経験や現在の経験から、音楽活動だけでなく、世の中を変えたいという強い思いが伝わりましたね。

~完~